2022年12月14日 特別講演会「産業用ヒートポンプの現状と今後の研究戦略について」一般財団法人 電力中央研究所グリッドイノベーション研究本部 主任研究員 甲斐田 武延様

講演概要:
産業部門の脱炭素化に向けて、高効率な電化技術である産業用ヒートポンプへの期待は大きい。近年、産業用ヒートポンプの供給温度の高温化も含めて開発が進展し、その技術的ポテンシャルは向上してきている。一方、産業用ヒートポンプは未だ導入初期段階にあり、技術の開発だけでなく、展開していくための取り組みが求められる。本講演では、産業用ヒートポンプの導入状況や技術動向を概観するとともに、普及拡大に向けた課題とその解決策について考察し、今後の活動の参考になるような情報を提供したい。

講師紹介:

氏 名  甲斐田 武延 (カイダ タケノブ)
略 歴 2009年 九州大学工学部機械航空工学科 卒業
2011年 九州大学大学院工学府機械工学専攻 修了
2011年 電力中央研究所 入所
2019年 フランス電力(EDF)ルナルディエ研究所 訪問研究員[~2020年]
現在 電力中央研究所 グリッドイノベーション研究本部 主任研究員 

2016年 IEAヒートポンプ技術協力プログラムAnnex 48(産業用ヒートポンプ)委員[~2019年]
2018年 経済産業省 産業電化研究会 委員
2021年 IEAヒートポンプ技術協力プログラムAnnex 58(高温ヒートポンプ)委員[~現在]
2021年 オーストリア技術研究所(AIT)SyndETESプロジェクト 専門家グループメンバー[~現在]

開催:Web会議システム