講演概要:
産業部門の脱炭素化に向けて、高効率な電化技術である産業用ヒートポンプへの期待は大きい。近年、産業用ヒートポンプの供給温度の高温化も含めて開発が進展し、その技術的ポテンシャルは向上してきている。一方、産業用ヒートポンプは未だ導入初期段階にあり、技術の開発だけでなく、展開していくための取り組みが求められる。本講演では、産業用ヒートポンプの導入状況や技術動向を概観するとともに、普及拡大に向けた課題とその解決策について考察し、今後の活動の参考になるような情報を提供したい。
講師紹介:
氏 名 | 甲斐田 武延 (カイダ タケノブ) |
略 歴 | 2009年 九州大学工学部機械航空工学科 卒業 2011年 九州大学大学院工学府機械工学専攻 修了 2011年 電力中央研究所 入所 2019年 フランス電力(EDF)ルナルディエ研究所 訪問研究員[~2020年] 現在 電力中央研究所 グリッドイノベーション研究本部 主任研究員 2016年 IEAヒートポンプ技術協力プログラムAnnex 48(産業用ヒートポンプ)委員[~2019年] |
開催:Web会議システム