全体ビジョン

〇背景:規格上性能が高くなるような製品開発が進んでいる.カタログ性能と実運転性能との大きな乖離が指摘されている.給湯機器に対しては,日本人の生活様式をベースとした開発が進み,製品がガラパゴス化している.今後早急な冷媒転換が必要であるが,製品によっては,今後の冷媒の方向性が見えてこない.

〇目指すところ:専門家から最新の情報を収集するとともに,科学的根拠に基づいてメーカー視点だけでなく,ユーザー視点でも技術の評価・分析を進め,評価指標等を構築する.その情報を国際共同研究やWebサイト,国際会議を通じて発信するとともに,アカデミックネットワークを活用し,製品の国際的な普及促進に活用する.さらには,冷凍空調技術を未来社会へ向けて正しく誘導するロードマップの構築や政策提言を行う.同時に未来社会像からバックキャスティングし,評価・分析内容をブラッシュアップする.